2008年03月24日

とらわれびと

 宇多田ヒカルさんの『Prisoner Of Love』という曲を今夜は聴いています。

退屈な毎日が急に輝きだした
あなたが現れたあの日から
孤独でも辛くても平気だと思えた

 こういった言葉が胸に響いて、わたくしもまた「とらわれびと」だと、この歌から告げられたような気がするのですが、同じように思う人が、きっと多くいるでしょう。
 愛の言葉を、ひとはいつも探しているけれども、いつだって簡単で、ありふれたこういった言葉を、何度でも、ひとは心のなかに見出すのですよね。これまでも、これからも、ずっと。


 しかしこの歌は、愛のよろこびだけのものではないのでした。わたしはきっと、次の部分を、何度も思い出すでしょう。

人知れず辛い道を選ぶ
私を応援してくれる
あなただけを友と呼ぶ

 この部分の歌詞を書いているとき、彼女の胸にあったのは、いつか得た出逢いでしょうか。それとも、人生のうちに波のように繰り返されてきた、うらぎりといったものでしょうか。
 彼女の孤独に、共感する bkntmrg です。


 HEART STATION 宇多田ヒカル
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2007年10月17日

星の音

 風が吹いてきたのかなと窓を開けると、聞こえてきていたのは葉ずれの音ではなく、雨の音であった。
 久しぶりの夜の雨である。

 雨粒が、地をはねかえり、街灯のあかりにきらきら光るのを眺めている。
(ああ。あれは星だな)
 と、わたしは感ずる。
(星が降ってきているな)
 わたしは少し戯れている。
(昨夜あなたが見上げた星が、)
(……いま、わたしの街に降ってきている)

 窓を閉めきってはしまわずに、わたしは椅子に座り、ぼんやりとしている。
 夜の雨の音を聴いている。
 昨夜のあなたの星の音を。
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2007年09月15日

濡れる・さらわれる

 海に向かって、川沿いをずっとずっと歩いていった。

 二時間かけて辿り着いた。
 とんぼの飛ぶ姿をぼんやりと見つめて、砂浜に腰を下ろして、持参したおむすびを口に運ぶと、そのとき、やっと風が吹いた。

 目を閉じると、不思議な気分になると気付いた。水の音が、ごく近くに感ぜられる。
 砂浜で、目を閉じて、波音を聴く。
 わたしは海の水に濡れてしまう。わたしは波にさらわれる。
 そして、目を開ける。水面から、ぷはっと息継ぎするため、顔をあげるようにして。

 砂浜で、しばらくただ坐っていた。

 二時間かけて、帰宅した。
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2007年09月10日

きのうの夕焼け

20070909sora.jpg 昨日は、体調がすぐれない一日でしたが、しかし夕方になって、少し元気が出ました。PC の電源を on にしてメールのチェックをすると、うれしいメールが届いていました。思わず、散歩に出かけました。

 最近のわたしは、なぜか始終、上の空で、周りのものが見えなくなっているようなのですが、それでも気付きました。立ち止まって見上げました。
 (ああ、空って、こんなに広かったっけ。空って、こんなに綺麗だったっけ)

 昨日は、夕焼けの空を見ました。あかく染まる、雲を見ました。
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2006年01月28日

海辺で詩の朗読を(「夕焼け雲」)

umibe.jpg 携帯電話を使って、詩の朗読ファイルを作れないかなぁ、と思いつきました。それで、実際にやってみることにしました。

 ボイスレコーダーの機能で、録音をしました。そして、SDメモリカードに保存をし、それをPCに取り込んだのちに、公開できる形に加工しました。

 わたしの持っている携帯電話では、SDカードに保存をした音声ファイルは、そのままではPCでの取り扱いが出来ないのですね。そのことを、わたしは今回はじめて知りました。ソフトウェアを別途、手に入れなくてはなりませんでしたが、しかし後は難なく、進めることができました。
 とにかく、出来る、ということ。そのことがわかって、それが収穫でした。

 音質は良くありませんが、これはこれで、おもしろいかなぁと思っています。改善の余地は、多くありそうですけども。


 海辺で詩の朗読をしました。

 朗読としての、ベストテイクは他にあるのですが、今日の海辺は風がとても強かったのです。風によるノイズが時折とてもひどく入っているため、迷いましたが、それはボツにすることにしました。

 夕暮れの海の波打ち際で、風に吹かれて、何度も吹き込みました。
 公開をしているのは、一番最後に録ったものです。冷たい風に凍えている感じが、出ていると思います。

 わたしが前面に出すぎてはいるのですが、実はこの音声ファイルで、主役にしたかったのは海なのです。
 上手ではない朗読の奧に流れている、波の音を、たのしんでいただけたらなぁと思っています。


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(MP3形式・1.1MB)
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2006年01月21日

驟雨

image/crossbar-2006-01-21T20:41:02-1.jpg

 冷たい、細かな雨が、わたしの頬を触れた。曇り空だけが続いた日々から、不意に抜け出した瞬間。

 遠い場所には、久しぶりの夕の空。
 うれしくなって、天を仰いで、橋の上で、くるりとまわった。
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2006年01月18日

今日も、空を見上げている。

 ひとは何かに絶望をして、その瞬間に人生が終わりになるかといえば、そうではない。
 たとえ、終わりにしたいと切実に願ったとしても、そう簡単には、終わりにさせてはくれないものだ。

 絶望というものを、いくつか重ねた人なら、もしかしたらうなずいてくれるかもしれない。
 ある瞬間に、自分のからだ全体を震わせた絶望というものが、時を経て、いつか自分の血となり、それとも骨となっている。

 絶望は絶望のまま、消えてしまうのではなく、それはいつしか自分の一部となる。人生は続く。

 えへへ。なーんてね。

 国道をずっとずっと歩いてゆくと、室見川に出る。
 橋の真ん中で立ち止まり、風に吹かれたあと、遊歩道に下りる。
 川沿いの遊歩道には、ジョギングをする人、犬を連れて歩く人、散歩をする二人連れ。
 紛れて、わたしも歩いてゆく。

 カモメが舞うのを見て、枯れたススキが日に透けるのを見て、わたしはお気に入りのうたを口ずさんで歩く。

 今日も、空を見上げている。
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2006年01月09日

やさしい人

 吉野弘さんに「夕焼け」という詩があります。

…長文の続きがあります…
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2006年01月03日

おみくじ

image/crossbar-2006-01-03T11:10:35-1.jpg

 待人、来るともおそし…。出産は、安産か…。
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2006年01月01日

列車のなかから…

image/crossbar-2006-01-01T12:11:59-1.jpg

 わたしは今、列車のなかです。これから二時間、列車に揺られます。
 画像は、今日のわたしの昼御飯。

 あけまして、おめでとうございます。
 あなたとわたしの一年が、良いものでありますように!
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2005年12月24日

Every day is a holy day.

 あなたのもとに、なるべくならいつでも、安心がありますように。
 そして、あなたの分身であるわたしのもとにも、また。

 何でもない、星のあかるい夜に。
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2005年12月21日

bkntmrg近影

image/crossbar-2005-12-24T00:42:27-1.jpg 
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2005年12月19日

時計屋

 腕時計を手に、時計屋に行った。電池の交換に、半時間かかると言う。
 店を出た。

 足早に通り過ぎる人々のあいまを縫って、わたしの頬にも寒風が吹く。震えるマフラーの端を、手で押さえて…。
 そして、空を仰いだ。

 分厚い雲のすきまから、月の姿が見えていた。
 (ああ、会いたかった…)
 思わず知らず、心の中で、独りごちていた。
 わたしはさみしかった。そのことがわかった。
 わたしはさみしかった。それはこのところずっと曇天で、月に会えなかったからだ。
 
 小さな道路を挟んで、様々な店が並んでいる。どの店も明るくて、ほんの少しの陰もないようである。
 人の流れから幾歩か外れて、わたしは月を眺めていた。
 分厚い雲のすそが、月の明かりで光っている。風は上空では強くないのか、月はしばらく隠れてはしまわなかった。


 時計屋で腕時計を受け取って、ガラスのドアを開けた。さすがに身体は凍えたままだ。
 風が、わたしの耳のピアスを揺らし、空では雲を運んでいた。
 月は、明るく光っていた。星も、ひとつ出ていた。
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2005年12月09日

川沿い

image/crossbar-2005-12-10T10:00:00-1.jpg

 この世でたったひとり、結ばれる人がいて、その人のためだけに、うたをうたえたらいいのに…。

 月日がどんなに流れても、川沿いには、泣きだしてしまいそうな、ひとりの少女がいる。
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2005年10月15日

マフラーを編みました

kuma08.jpg
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2005年10月12日

かわった嘘と、小さいくま

 「ぬいぐるみ作家になりますから」と言って、勤めていた会社を辞めたことがあります。
 本気でそう思っていたのではなく、辞める理由を上司に問われた時、どうにも本音では応えたくなかったのですね。それで、嘘の理由を述べてみたわけでした。
 我ながら、変わった嘘だなぁと、思うのですが……。

   ◆

 bkntmrgは、手芸が得意です。
 随分むかしからの趣味で、いつも急に思い立っては、一気に作り上げてしまいます。
 作るものといえば、だいたい役には立たなくて、ちまちましていて、可愛らしいもの。
 すべて誰かへプレゼントしてしまって、過去のものはほとんど手元に残っていません。

 それで、久しぶりに、やはり急に思い立って、作りました。小さいくまです。わたしとしては初のテディベアです。
 売ってもいいくらいのものには仕上がっていると思うのですが、どうでしょうね。手芸は得意なのですが、写真は下手です……。横顔なんかも、なかなか可愛らしいのですが……。

 首飾りかマフラーかを、つけようかなぁと迷っています。
 誰か目をとめてくれた人に、あげたいなぁと思っています。


 kuma.jpg
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2005年09月23日

昼寝

20050923hirune.jpg 今日一日の予定が、すべてなくなってしまった。そのことに気付いたのが、昨日の夜である。本日が平日であると、勘違いをしていたわたくし自身のせいである。
 
 体調も良くないので、ちょうどいい、家で寝ておくことにしよう。
 と、今日はそのつもりであったというのに、気がつけば、いそいそと弁当を作り、水筒には麦茶を入れていた。

 集合住宅の並びの花壇に幾度も立ち寄り、踏切を渡って、松林の道を抜け海へ。波の音を聴きながら海岸を歩いて、少し戻り橋を渡って……。
 いつもの散歩コース。そして、目的地に着く。
 海の見える、芝生の場所にござを敷いて、昼食。

 食べ終えて、ごろんと横になった。
 風がここちよく吹いたので、ここで、少し眠ろうかな、と思う。

 (届かせたい想いは、ごく単純な、一言か、二言だけ)
 (いろんなことが、思いのままに、なるならいいのにな)

 脈絡のないイメージが、いくつも浮かび、そして眠りに落ちた。

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2005年09月18日

夕暮れの時

image/crossbar-2005-09-19T01:38:10-1.jpg
 台所に立つと、夕焼けの空が見える。
 下拵えを終えて、あらためて見上げれば、星が一つ。

 たとえば私のしあわせは、こういう時。一番星の、夕暮れの時。
 善良な人々に、穏やかな生を。そう、手放しで、祈る時。
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2005年09月14日

つれづれ

 この「銀河の揺籃」を、正式に公開したのは、去年の9月10日でした。
 実を言えば最近のbkntmrgは、気分の落ち込みのため、しばらく更新を休止しているのですが、そうして無言でいる間でも、記念すべき一周年の日には、ひとりで祝っていました。
 たかがblogではありますが、それでも、ここを居場所のひとつとして続けたい、守っていきたい、と思ってきたわたしにとっては、一年という期間、やってこられたということは、よろこばしいことでした。

 ここに来てくれた、特定の誰かではない"あなた"に、どんな言葉を聞いてもらおうかなぁ、と。"あなた"は、どんな言葉を聞きたいかなぁと。
 思えばこの一年の間、毎日、そんなことを考えていたのですね。

 暗いトーンの記事の後には、くちなおしの明るい記事を、とか。トップページがテキストだらけにならないように、そろそろ画像をのせなくちゃ、とか。詩的で夢見がちな記事ばかりではなく、現実的な、地に足のついたような記事も、近い場所に置いておいて、とか。「さよなら」の記事だけでなく、「あいしてる」の記事も。創作ばかりではなく、正真正銘のbkntmrgの日記も、とか。
 バランスなども考えたりして、なかなか真面目に取り組んで来ました。


 「銀河の揺籃」というタイトルですが、実を言えば、わたしは少しはずかしい。なぜって、肩に力が入りすぎてるタイトルだと思うからです。
 出来るなら改名したい。もう少し、肩から力を抜いたような、やわらかいタイトルに、変えられるのなら変えたい……。
 そう思い続けてきているのですが、どうにも変える勇気がなく、ここまで来ています。
 それで、おそらく、このままでずっと続けるような気がします。
 これはこれで、ある瞬間には、肩に力が入ってしまう、力みかえってしまうというbkntmrgの側面を、よくあらわしていますよね。


 ウェブでの活動を、わたしは過去の二年間、思うことがあって絶ってきていました。そして、ある時、復帰しようと決めました。
 それが去年の9月のこと。
 去年の9月に、わたしが自らにプレゼントしたのが、この場所、「銀河の揺籃」でした。
 なかなか良いものを、わたしは自分に、プレゼント出来たなぁと、今、思っているところです。
posted by bkntmrg at 00:02| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年08月31日

トゥモロウズ

 今夜のわたしのBGMは、GOING UNDER GROUND「トゥモロウズ ソング」
 お気に入りの絵本を一冊、手に入れたような、そんなうれしさで、繰り返し聴いています。
 子守歌にするには、ほんの少し騒がしいけれども、だけどとてもやさしくて、少しさみしい世界が描かれている、わたしの好きな、なかなか良い歌です。

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posted by bkntmrg at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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