2006年03月06日

雨に濡れる

 おだやかで、やさしい言葉で話すことは、本当に大切なことだ。おだやかでも、やさしくもない言葉で話したり、そして考えたりしたとき、人というのは、自らの魂にさえ、傷を負ってしまう。
 いつか放った良くない言葉が、やがてわたし自身へと、雨となって降りそそぐ。身も心も凍えさせる冷たい雨になって、わたし自身を濡らす。
 そして、ああ、またこの雨だと、凍えた身体で、傷ついた心で、天を仰ぎ、それとも掌で顔を覆い、目を閉じるのだ。
 かなしいのは、傷ついたのは、自分自身に力が無かったせい。そして、いつか放った言葉の刃が、他者にまで届いたことを知っているとき、深くうなだれてやまないのだ。
 ああ、またこの雨だ。いつかわたしが放った、おだやかでも、やさしくもない良くない言葉が、雨となって自らにかえってきて、いまのわたしを芯から濡らして、凍えさせている。
posted by bkntmrg at 20:07| Comment(2) | TrackBack(0) | つぶやき | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。