2005年12月31日

夕方、海で

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 体調が悪く、一日眠って過ごした。夕方になって、海まで来た。

 うたは、うたわなかった。波音だけを聴いていた。

 (空と海に、抱かれて、眠りたい。うれしいことも、かなしいことも、みんなみんな、忘れてしまって…)

 風は冷たくとも、ここちよかった。波音に見送られて帰った。

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2005年12月27日

名を呼ぶ

 名を呼ぶ

吹雪のなかで
帰る道を見失って
心細くて 凍えそうで
ひとり まつげを震わせて

たとえばあなたに
そういう時がくるのなら
わたしはその時
遠い場所から
名を呼ぼう
あなたの名を

きっと
覚えておいでね
いつでも
耳をすませてみることを
あなたの名を
知る人がいることを

自分自身を見失い
心細くて 凍えそうで
ひとり 泣き出しそうな時
遠い場所から
わたしはあなたの名を呼ぶ
あなたがほんの少しほっとして
顔をあげ
また歩いていけるように



(すべての日が神聖な日……などと言いつつも、クリスマスにはやはりほんの少し、特別な感情を覚えていたbkntmrgでした。日付は更に変わり、もう27日ですが、この文章は2005年のクリスマス用ということで書いてみました。)
posted by bkntmrg at 01:26| Comment(2) | TrackBack(0) | つぶやき | 更新情報をチェックする

2005年12月24日

Every day is a holy day.

 あなたのもとに、なるべくならいつでも、安心がありますように。
 そして、あなたの分身であるわたしのもとにも、また。

 何でもない、星のあかるい夜に。
posted by bkntmrg at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年12月23日

抱きとめてくれるのは誰

 私もまた、一つの地上の星なのだが、かすかに揺れて光るのは、いつか誰かに見つけてもらうためだろうか。
 私の心を、抱きとめてくれるのは誰。
 それとも、闇空にある星のように、何もかもからはるか遠くに、さみしく光るばかりだろうか。
 私もまた、ひとりで。

 虚空へと放つ想いが空にとどまり、光って揺れる。
 風がやさしく運んだ雲が時折光を隠すけど、それはあなたの空にも光っているのだ。
 そしてそれは、ひそやかな私の想い、私のたましいのようなもの。
 いつか見つけ、抱きとめてくれるのは誰。
posted by bkntmrg at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 笹舟にのせて… | 更新情報をチェックする

2005年12月22日

白うさぎにおやすみ

白うさぎ
あなたの瞳が赤いのは
いきてることの うれしさに
なにひとつとして 見逃すまいと
まぶた閉じない からですか
それとも 瞳が赤いのは
素朴な誰かを想っては
いきることの かなしさに
涙をこぼし
夜を過ごす からですか

月の出ている晩ならば
青草のなか ぴょんとはねて
くるりと舞う あなたでしょうが
今夜は吹雪
巣穴のなか
ひとり 震えているのかな
白うさぎ
あなたのそばにいるからね
ろうそくの灯りの夢を見て
ぐっすりと おやすみ
posted by bkntmrg at 02:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩・うた・言葉 | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

bkntmrg近影

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posted by bkntmrg at 00:42| 日記 | 更新情報をチェックする

2005年12月19日

時計屋

 腕時計を手に、時計屋に行った。電池の交換に、半時間かかると言う。
 店を出た。

 足早に通り過ぎる人々のあいまを縫って、わたしの頬にも寒風が吹く。震えるマフラーの端を、手で押さえて…。
 そして、空を仰いだ。

 分厚い雲のすきまから、月の姿が見えていた。
 (ああ、会いたかった…)
 思わず知らず、心の中で、独りごちていた。
 わたしはさみしかった。そのことがわかった。
 わたしはさみしかった。それはこのところずっと曇天で、月に会えなかったからだ。
 
 小さな道路を挟んで、様々な店が並んでいる。どの店も明るくて、ほんの少しの陰もないようである。
 人の流れから幾歩か外れて、わたしは月を眺めていた。
 分厚い雲のすそが、月の明かりで光っている。風は上空では強くないのか、月はしばらく隠れてはしまわなかった。


 時計屋で腕時計を受け取って、ガラスのドアを開けた。さすがに身体は凍えたままだ。
 風が、わたしの耳のピアスを揺らし、空では雲を運んでいた。
 月は、明るく光っていた。星も、ひとつ出ていた。
posted by bkntmrg at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年12月09日

川沿い

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 この世でたったひとり、結ばれる人がいて、その人のためだけに、うたをうたえたらいいのに…。

 月日がどんなに流れても、川沿いには、泣きだしてしまいそうな、ひとりの少女がいる。
posted by bkntmrg at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年12月08日

冬の季節

 萌えいづる若葉のように、心から言葉がつぎつぎと溢れ、書き綴っていた季節を、私は終えてしまったのかもしれません。
 すべてのものの流転を、それこそ目を細めるようにして、祝福している私もいるというのに、あるひとつの季節を終えたことを、痛みにも似たさみしさで、覚えている私もいるようです。

 誰に気付かれるわけでもなく、いつのまにか色を変え、微かな風にはらりと落ちる葉のような。私の言葉もまた、しばらくは、そんな冬の落ち葉のようであるでしょう。そんな気が、するのです。
 そして、憧れるのは、さみしい私の、冬の季節の言の葉が、私自身、それともあなたの、地をあたためる葉であったらいいなということです。
posted by bkntmrg at 00:49| Comment(3) | TrackBack(0) | 詩・うた・言葉 | 更新情報をチェックする

2005年12月03日

星になりたい

「ふかふかでも、つやつやでもない赤毛のうさぎ。汚れててね、ひょこひょこはねてね。草と草の間をちょっと行って、遠くへは行かない。友達はいつかいたけど今はいなくて。それでね、そのうさぎは巣穴で眠るのだけど、たまに夜中に目覚めてしまうの。そんな時、目をしょぼつかせて、ひっそり巣穴から出て、空を見上げるの。冬を越せない未来を思って、鼻をふんふんさせてね。瞬いている一つの星を、そっと見てる…。それでね、私はその星になりたい。赤毛のうさぎがひとり震えて見上げるような、その星に、私、なれたらいいなと思うんだ」
posted by bkntmrg at 04:27| Comment(2) | TrackBack(0) | つぶやき | 更新情報をチェックする
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